僕ハココニイル

グダグダと生きるオタの呟き

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存在、価値、意味 3話「義務」



素で更新忘れてたおじさんです

いつにもなくダウナー系です


昨日はムチャクチャ漫画買いました

とりあえずうろ覚えリスト


絶対可憐チルドレン新刊
ひぐらし新刊
咲1~6
ケメコデラックス1~5
花の慶次3、4
後は同人誌

久々に手提げ袋を沢山持って面倒な事になってました



どうでもいいので小説の続き(ぇ


3話







―――朝


私は自分の部屋のクローゼットに収納されていた制服に着替えて学校の職員室前まで来ていた

緊張感などは無い

私は扉を開く


「あ、おはよー」


指導人の宇都宮先生がこちらを見て挨拶をしてくれた


「おはようございます」


私は彼女の傍まで近づく


「今日からこの学校でまぁ、普通に学校生活してもらいますね

特に何も問題が無ければ三年くらいで卒業…後は自由になります」


自由か


「で、ちょっと悪いのですけど隣りの更正室に行ってきてもらえませんか?」


「更正室?」


「まぁ…」


宇都宮先生は私から目を反らした


噂に聞いた事がある

ある一定以上の犯罪を犯して、更正対象内なら"ペナルティ"が与えられるそうだ

罪の重さ

それと内容によってペナルティは変わる

私の友人は万引きで捕まり、"必要最低限の物しか触ってはいけない義務"を枷られた

その義務を破った時、すぐに刑務所に送られる


私にはどんなペナルティが枷られるのであろう


私は更正室の扉を二回ノックする


「入ってよろしい」


かなり低く、太い声が中から聞こえた


「失礼します」


私は扉を開けると、手前には来客用のソファー

その奥に肩幅の大きな30歳代後半らしき男が待ち構えていた


「名前は?」


男の声の重みが私に緊張感を与える


「簗瀬 巽です」


「何故、ここに呼ばれたかわかるか?」


おそらく、私にペナルティを与える為にであろう

だが、ここでは呆けたフリをしておく


「わかりません」


「そうか
なら、教えてやろう

簗瀬巽、お前には今日から"義務"を受けてもらう

その義務とは…

『他人と接触する事を禁ずる義務』だ」


「それは?」


私は意味を問う


「この義務は名の如く、他人には絶対的に触れてはならん

それが"偶然"だったとしてもだ

物を使って触れる事は許そう

だが、相手から触れられる場合でもそれは"接触した"と見なし、重い罰を与えなければならない」


「わかりました」


「それと、この腕輪を常時着用を命ずる」


男は私に手の絵に×が書いてある腕輪を差し出した


「1つ質問をしてもよろしいでしょうか?」


「何だ?」


「今、この場で私が貴方に触れれば、それは罪になるのですか?」


私がそう言うと、男はニヤリと口を歪ませた


「私のような高等更正人

もしくはお前を受け持つクラス担任の宇都宮先生のような"指導人などとの接触"は、対象外となってある

それと、その腕輪を付けたその時から義務が発生する」


「もし、仮に私がこの腕輪を外したらどうなるのですか?」


私は怖れる事無く質問をする


「手や体を洗う時のみ許可をしよう

ただ、左腕に付ける事は絶対だ」


私は自分の制服を見直す

よく見なくてもわかるが、胸ポケットと右側の袖に私に枷られた義務の記しが印刷されている

つまり、どう足掻いても義務は付いて来るようだ


「義務はいつ解消されるのですか?」


「三年以内に社会的、もしくは人間的に貢献する事で三年後の卒業式でのみ解消される

だが、もし貢献出来なかった場合はそのまま刑務所行きだ」


恐ろしい話しだ


「皆、懸命に生きているのだよ」


「…」


私はこれから三年間、この義務に縛られ生活しなければならないのか


「難儀な義務だ…」


「いや、そんな事は無いぞ

人は毎日、同じ事をしていれば慣れるものだ

その慣れが脳裏に焼き付けば、無意識に出来る

お前の場合は、それが特殊なだけだ」


「"やればできる"とはよく言ったものですね」


「そうだな

だが、私はその言葉は嫌いなものでな

使いたくは無いのだ」


この男…高等更正人は机にある時計を見て言った


「少々、話しが長引いてしまったな

外で宇都宮先生が待っている

行ってこい」


私は扉に向かって歩き始めた時、男は私に言った


「そういえばまだ私の名を言ってなかったな

高等更正人の前浜 和也(まえはま かずや)だ

覚えておくように」


「資料を見てもうご存知でしょうが、私も改めて言います

簗瀬巽です

以後、よろしくお願いします」


私は前浜更正人に向かって一礼をした


「…ふふ

いい度胸だな」


私はその言葉を聞いてから更正室を後にした






枷られた義務は私を拘束し、世界を狭めた

ただ、人の温もりとしばらくの間だけ別れを告げるだけ

温もりなら、手で触れなくてもいい

言葉を交わすだけで十分

私はそう思っていた
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  1. 2009/03/27(金) 12:13:37|
  2. 小説 -存在、価値、意味-|
  3. トラックバック:0|
  4. コメント:4

時間とか暇とか | ホーム | 存在、価値、意味2話 「彼女と町」

コメント

米レス

・二回目のギコエルさんw

え?間違い?
問題ありませんがwww
  1. 2009/04/06(月) 23:06:29 |
  2. URL |
  3. 夏紗 #ZVzdCB2E |
  4. 編集

腕輪だったwwwwww

ハズカシスwwww
  1. 2009/04/03(金) 00:07:30 |
  2. URL |
  3. §ギコエル§ #- |
  4. 編集

米レス

・ギコエル
あれ?
腕輪のはずじゃ…

>パソコンがあれば
それはおじさんも自信がありますよw

ちなみに貢献できなければ即牢獄入りですw
  1. 2009/04/02(木) 09:33:15 |
  2. URL |
  3. 夏紗 #ZVzdCB2E |
  4. 編集

指輪あげるとか・・・さりげなく前浜さんプロポーズ大作戦w
自由に使えるパソコンがあれば3年くらい誰にも触れないで生活できそうな気がしてきましたww
貢献は出来ないけどな!
  1. 2009/03/28(土) 00:57:37 |
  2. URL |
  3. §ギコエル§ #- |
  4. 編集

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