僕ハココニイル

グダグダと生きるオタの呟き

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存在する事




で、早速お題の通りに書いたわけだが




何て事ないね!



もう何書いてるかわかんねぇ!


投げやりだよ


とりあえず言い出しっぺだからうpして公開処刑されます












生まれつき彼は心臓に病を持っていた


余命1ヶ月


それはある日、専属の医師に宣告された残酷な一言だった


「長くて1ヶ月

それ以上は保証できません」


医師も落ち込んだ様子で彼に告げた


彼は落ち込んだりはしなかった

ただ、それだけの言葉が耳に残っただけだ





「1ヶ月か
死ぬまでの時間としては長すぎる…」




生まれてこの方19年



「もし、19年しか生きれないってわかってたらどれだけ人生を楽しめたのだろうな」





彼は病室の窓に映る街の景色を見ながら呟いていた








「寿命って酷いわよね」



呆けていた彼に1人の女性が現れた


「あんた、誰だ?」


「普通の質問だから答えない」


「…はぁ?」


彼は見知らぬ来客の対応に理解不能だ


「教えて欲しい?」


「そりゃそうだろ」


「ふーん

私は華乃世(かのよ)って言うの

貴方は?」


「拓真(たくま)って呼ばれてる

つーか何の用事だ?」


「聞きたい?」


「ムカつくよな
その質問」


「腹を立ててくれてありがとう

それだけ貴方が生きている事に実感があるのだから」


「何それ

あんたは医者なのか?

それとも人の死を見届ける人とかか?」


すると華乃世は拓真に指を指して言った





「私は通りすがりの"永遠の存在者"よ」





その日


命短き青年と

謎の女性は出会った





それから彼女は彼に告げた


「私は寿命で死なない簡易的な不老長寿なの
えっへん」


「…頭、大丈夫か?」


拓真は言ったが、華乃世は聞いて聞かぬ振りをして言った


「ま、信じてはくれないでしょうね
それでも私は言い張るわ

生まれは19…ってレディーが自分の歳を明かしたらダメじゃない


とりあえずねぇ、私は貴方の死を見届ける為にやってきました」


「何かの仕事とかか?」


「んにゃ?
これは使命ってやつかな

正確には"自己満足"だけどね」


「うぜぇな」


「まぁまぁそう言わずに…」


「大体、使命とか何なんだよ

お前は死神とかあんな類か?」


「死神か…

確かに私が会う人達はみんな死んでしまうけどね

ただ、それはそういう"運命"だから仕方がないの

そして私はその"運命"を見届ける役目なだけ」


「ようするに死神さんな訳だ」


「平たく言えばそんなものかな」





「で、俺はまだ1ヶ月ぐらい生きれるらしいんだぜ?

1ヶ月も俺を監視するつもりか?」


「うん」


華乃世はサラッと言った

それに対し、拓真はふーんっと興味無さげな態度をとった



「それじゃぁ、今日は挨拶だけしに来たからもう帰るね」


「おう」


彼女は病室から去った


「永遠の存在者か…」



人の命は短い

だからこそ

人は必死に生きようとする

もし、自分が不死だったら

何をするんだろう


彼は少しだけそんな事を考えた





―――――――――――――――







それから華乃世は毎日のように拓真の所に現れた


ただ、彼と話しをする為に


「なぁ
ちょっと聞いていいか?」


「何かな?」


「あんたがもし、本当に不死だとしたらさ
いつもこんな感じで死んでいく人達を見届けてるのか?」


「まぁね」


「悲しく無いか?」


「どうしてよ?」


「せっかく仲良くなった奴らが死んでいくんだぜ

やっぱり寂しいと思わないのか?」


華乃世は窓の外を見て答えた


「それだったらさ

君は季節が変わる事に名残を感じる?」


「感じないな」


「それと一緒かな

誰かが死のうが、季節が変わるのと一緒

私はもう感覚が鈍ってそういう感傷に浸れないの」


「悲しいよな」


「同情してくれるの?」


「いや、俺はむしろ軽蔑する」


「どうしてよ?」


「長く生きてると、物事が広く感じれる

けど、次第に"馴れて"しまって、感動的になれなくなっちまうからな」


「ふーん」


「俺なんてもう寿命が10日しかないって言われてるんだぜ

なのにやりたい事が何一つ出来ない

だからこそ、目に見えるモノ全てが羨ましく、そして愛おしく見えちまう

ま、そうなるともうすぐ死ぬって実感して、絶望しちまうけどな」


「…」


「不死な奴にはわからんだろうな
こういう発想は」


「そう思う?」


華乃世は俯き加減に言った


「違ったか?」


「…1つだけ話しをしてあげる


人ってね
生まれて初めて見たモノは何もかも美しく見えるの

けどそれに馴れてしまえば普通の人間でも美しく感じなくなる

だから私みたいな不死の人間何かはそれが色褪せて見えてしまうの」


「悲しいよな」


「そう思ってくれる人が1人でも居てくれるだけで私は嬉しいな」



「そうか」



拓真の心臓の鼓動が早くなるのを感じた

だけどそれを苦には思わなかった


「命が産まれて消えていく様をいつも見てたんだよな?」


「そうよ」


「やっぱりそういうのは悲しいし、寂しいよな

けどさ

そういう時は誰かを頼ってもいいと思うぜ

だって、この世界に存在する限り、1人じゃないのだから

だからさ

最後くらいはそういう仲間を見届けてやってくれよ」


「…」


「そしたらさ

この世界から居なくなっても誰かはお前の事を見守ってるはずだぜ」


「ありがとう」


「人が死んで"過去"になっても"未来"に生きるあんたが覚えていれば、"過去"の俺達も"存在者"なんだからさ

だから例え生きていようが死んでいようが誰かがその人の"存在"を覚えている限りみんな"永遠の存在者"だ」





その台詞を彼女に伝えてから彼は息を引き取った


彼女の目の前で





病室に1人残された彼女は呟くように言った


「死に逝く人ってね
みんな同じような事を言って逝くの

けどね
私的には嬉しいかな

誰かに励まされると、私も"生きている"って実感できるから…さ


ありがとう








彼女は何を思って出会い

何を思って去って行くのか

誰にもわからない

けど

長生きをすれば永遠の存在者と分かり合えるかもしれない







人の命は歴史に比べれば短い

ただ、その一端で我々は輝ける

輝きを忘れるとそれは死を意味する

wonderful life

誰かにその輝きを覚えて貰えれば

我々も生きているのだ

forever life
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  1. 2009/02/24(火) 09:45:33|
  2. 無題|
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