僕ハココニイル

グダグダと生きるオタの呟き

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察害試行4



第四話






~志鎌 冬夜~


暗い教室で俺は鏡と迎え会わせで立っていた

鏡の向こうのもう一人の俺が怪しく笑いながら話しかけてきた


鏡に映る冬夜
「よう
久しぶりだな」


俺はこいつに会うのには良い気がしない


冬夜「久しぶりだな、落魄」


落魄…
こいつは俺にしか見えないもう1人の俺だ

だけど俺とは考え方が全然違う

一言で言えば、残虐な考えをして、俺に悪い事をさせようとする奴だ

いわば、俺の影

いつか読んだ小説の犯人の名前をそのまま使って落魄と呼んでいる


落魄「お前のクラスって本当に病んでる奴が多いよな」


冬夜「知ってる」


以前にも落魄から聞いた

このクラスに居る連中は何かしら問題を抱えている
いや、人間誰しも問題を抱えている

だがこのクラスには特にそういう奴らが集まっている

イジメから家庭問題

それを解消してやれるのは個人だけだ
だから俺は"知っていて"も助けない

いや、何故俺が助けなければならないんだ

俺だって…


落魄「さて、良いニュースを知らせてやろう」


こいつの言う"良い"は"良くない"意味だ


落魄「もう時期、誰かが誰かの趣向を引き出してしまい、事件が起きる」


冬夜「それは殺人か?」


落魄「限りなく近い」


冬夜「身近でか?」


落魄「あぁ、実に身近だ」


冬夜「そうか」


落魄「何だ?
質問タイムは終わりか?」


冬夜「どうせこれ以上聞いても仕方がないだろ

それにお前は詳しく答える気は無いだろ?」


落魄「そうだ

どんな有名な推理小説でも答えを知ればトリックなどおのずと解ける

それに俺は神じゃない

ここまでヒントを与えたらお前は行動に移すだろ?
俺はそういう風に仕向けてるだけさ」


冬夜「また面倒事を押し付けて…」


落魄「そういうな
これで犯人を捕まえれば、君は一躍でヒーローになれるのだからな」


落魄は嫌みな笑い方をしながら言って来た
自分自身だが、腹が立つ


冬夜「俺がそんな柄だと思うか?」


落魄「いや
君は表舞台に立つのが嫌いな日陰者だ

だが、時には目立ちたいと思っている

私はチャンスを与えているのだ」


冬夜「…
ま、知ってしまった限りは興味を持ってしまう

仕方がない
犯人探しでもするか」


俺がそう言うと、落魄は不適に笑みを浮かべて言った


落魄「精々、頑張る事だな」
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  1. 2009/01/21(水) 00:39:00|
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